『漢籍』を読め!

ウチの親父はよく、「勉強している暇があったら『漢籍』を読め!」と言っていた。
まあ一口に「漢籍」と言っても、四書五経、李白、杜甫と言った辺りのことなんだが、受験勉強よりも将来の為になると散々説かれたよ。

おかげで中学の時に、「論語」「孟子」は、(適当にだけど)読んだ。(←もちろん、日本語訳)
「春秋」は、抜粋版(だったかな?三伝の内のどれか)を読んだ。
他に「孫子(兵法)」「韓非子」も読んだ。
李白も杜甫も嗜んだ。
「易経」「書経」は抜粋版だかに挑戦したけど、理解不能だった。

「五経を以て四書よりも高し」とは言うけれど、四書すらまともに頭に入らなかったよ。
つーかそもそも、五経の内、まともに全文が残っているのってあるのかぁ?

そうこうしている内に、高校生。
女の子とのアバンチュールに忙しくなって、なおざりになってしまった。
頭の中の「孔子」よりも、下半身の「精○」の処理に手がいっぱいだったからだ。
ちなみに、孔子は奥さんに逃げられているので、夜のセンター街での実地訓練は「論語」よりも将来の為になったのかも!*゚∀゚)ノ


子曰、唯女子與小人、爲難養也、近之則不孫、遠之則怨
子曰わく、女は苦手だなぁ、一度寝ると図に乗るし、終電で帰すとムカつかれる。

→ 訳:オレ(⌒▽⌒)V

今になって思えば「論語」は適当に読んだ割には、結構頭に入っているなぁ。
役に立っているかどうかは判らないけど・・・。
って、言うより、李白や杜甫が凄く好きだった。
今でも好き!(〃^¬^〃)

もう一度、挑戦してみようかな。

P.S.
ちなみに文中の「唯女子與小人」なんだけど、本でもネット検索でも結構、訳が間違ってる。
小人は「子供、小間使い、身分の低い男」を表すんだけど、「女子」の部分を「女」と訳して、「女子供は扱いにくい」としている訳が見受けられる。
聖書を紐解く鍵は聖書にありと同じで、「論語」を読み下すと判るんだけど、女性一般を指す場合には「女人」としているから、「女子」と書いているこの場合は「女児と男児(転じて、子供全般)は・・・」とか「女小人と男小人(転じて、アッタマの悪いヤツら)は・・・」と解釈するのが正解。

P.S.
「易経」は、現在残っているのは20%ぐらいだと思う。
中国人(と言うか世界中の人も含めて)は、相当な財産を失っているよ。

中国人は焚書を行うので、「易経」に限らず古い書はほとんど残っていない。
中国の博物館とかに展示してあるのは、ほとんどが中身を見せられない。

理由は「レ点」「返り点」が打ってあるから(笑)。
近代になって、神保町(←かどうかは知らんけど、日本)で、改めて買い直したモノが多い。

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