上の娘が小学生になったぐらいの頃の話。
家族で映画「あらしのよるに」を見に行ったときに、終盤、感極まった娘二人が泣き出した。
映画が終わった後に、オレの知らないところで、カミさんが後ろのオバサンから注意されたらしい。
曰く「子供の泣き声が気になって映画に集中出来なかった。泣き止まないときは退出すべき」と。
カミさんは平謝りしたらしい。
一応、公共の場で騒いだんだからって。
ふざけるな！
「お腹がすいた」とか「ジュースが飲みたい」とか映画と関係ない事でダダをこねているなら、もちろん叩き出して叱る。
でも、映画の内容に感動して、思わず涙しちゃってるんだよ。
しかも、子供なりに口を塞いで、嗚咽が漏れない様に努力して。
感情を押し殺しなさいなんて言えないよね？
むしろそこ、伸ばしたいところだし(笑)。
バスで騒いでいる(←ときは、もちろん叱るよ)のとは、全く違うんだって事を理解して欲しいよ。
映画の中盤で、笑いをとる場面があったんだけど、館内みんな大爆笑だったよ。
そんな時に「うるさい！うるさい！静かに出来ないなら、家でＤＶＤでも観てろ！」とでも言うんだろうか？
しかも、子供向けの映画だぜぇ。
遥か昔に「となりのトトロ」を見に行ったときには、主題歌が流れるところで、みんな大合唱だったよ。
観客同士、お互いの反応を共有するのも、映画館での楽しみの一つだよ。
アメリカなんて、みんな、すっごいリアクションしながら観ているよ。
クラシックの演奏会に行ってるんじゃないんだからね♪
お前の方こそ、家でＤＶＤでも観てろ！(￣∀￣メ)
オレが直接言われた訳じゃないから、言い返せなかったのが悔しい。
ヽ(`Д´)ﾉｳｶﾞｰ!!
カミさんに「そう思うだろう？今度、同じ事を言われたときは、そう言っとけ！」と言い聞かせた。
そしたら「変なオバサンにも怒られて、アンタからも文句言われて、あたしが悪い訳じゃないのにぃー(ノД`)」だって。
確かに。
ゴメンねヾ(-_-;) 。