魔都ロサンジェルス

家族でコンドミニアムを借りて、ロサンジェルスに1ヶ月程滞在していたときのこと。

当時2歳の下の娘は納豆中毒だったので、食事はもっぱら、日系スーパーで買ってきた納豆にご飯を炊いて食べていた。
アメリカンな食事に飢えていたオレは、家族が寝静まった後、深夜に仕事していた手を休めてハンバーガーを買いに行った。

夜中のロスはとても危険だ。
ギャングと麻薬とホモの渦巻く魔都だとわかってはいたが、我慢が出来なかった。

しばらく車を走らせると、日本未上陸のハンバーガーチェーン「Carl’s Jr.」が見つかったので、ドライブスルーに入った。
出てきた店員は、ロシア系のマッチョな白人で唇がやたら赤かった。
ちょうど、ロッキー4に出てくるドラゴに似た男だった。

オレはギャングに撃たれないかと、周りをキョロキョロしながら、会計を済ました。
そして、ハンバーガーを袋に入れる彼と目が合った。

「Catch up?」
「ぱ、ぱーどぅん?」
「Catch up?(オレの和訳:こっち来ないか?)」

「(((; ゚д゚)))のーのーのー!あいはば、ワイフ。あんど・つー・ぷりてー・どーたーず!のー!」
「OK,OK,OK,…Calm down..Calm down..」

なんてことだ!
一目見たときから、ホモ臭いと思ってはいたが、まさか誘ってくるとは。
まあ、すぐに諦めたから、とりあえず声を掛けてみただけと言うところだろう。

しかし、ビビったぜ。
おととい来やがれ、ホモ野郎!ヽ(`Д´)ノ

次の朝、カミさんにその武勇伝を語った。
そしたら、カミさんはあきれた顔でこう言い放った。
「ケチャップつけるかどうか聞いたんじゃない?」

・・・・・・えっ!(ΟдΟ∥)