20代前半だった頃、ある失恋をした。
ふられた後、みんなでカラオケに行ったとき、ふった彼女は突然、松田聖子の『大切なあなた』を歌い始めた。
めぐり逢えたね♪
待っていた♪
運命の人に・・・
それまでそんな歌を歌った事がなかったので、ビックリした。
自分の言いたい事をさりげなく選曲する娘だったので、これは本当は脈ありなのかな?と思い、もう一度アタックした!
同じ女に2度ふられる体験を初めてした。
←―(×_×)―― グサッ・・・
彼女の運命の人は別にいた様だった。
果たして、自分にとっての運命の人とは誰だったんだろう?
今のカミさん?
それとも上記の彼女?
(おめでたい事に未だに、すれ違っちゃっただけと思っている)
それとも学生時代に深い仲になった不倫の彼女?
(夫がいたから別れたけど、おめでたい事に未だに、向こうと別れて戻ってくると思っている)
ネットにこんなのが書いてあった。
「運命の人などいない。目の前の人を運命の人にする!」
目から鱗だった(*゚с゚*)
全く持ってその通りだ!
神さまも信じない人間が、運命の人なんて話を信じているなんて、バカげている。
はやる気持ちを抑えて、家に帰った。
キッチンに立っているカミさんを後ろから抱きしめた。
頭の中で、松田聖子の歌がグルグルと廻っていた・・・。
※一部、フィクションを交えてお送りしております( ̄△ ̄)。