しかしなぜ今回の副題は、「ルウム会戦」なんだろう?
オリジナルアニメも、THE ORIGINの漫画版も、「ルウム戦役」と呼んでいたのに、、。
「会戦」と言う単語は、主に陸軍同士の戦闘に用いられる。
戦争とは所詮、領地の取り合いなので、陸軍の用語だけは他のとは別格になっている。
例えば、海軍・空軍は基地(base)と言うのに対して、陸軍は駐屯地(camp)と言う。
領地の拡大に伴って、拠点が移動していくというのがその理由だ。
ルウムでは初めてモビルスーツを本格的に実戦に投入している。
人型の兵器を歩兵に例えているとしたら、「会戦」としたのは、絶妙なネーミングだ。
確かに(旧作も含めて)劇中、ルウム”戦役”と呼んでいたのは、連邦軍側の人間だった。
戦争中なので、双方の呼称が異なっていたのかも知れない。
ジオン側の呼称はこれまで登場してはいないが、歩兵を展開させての戦闘との意味合いから”会戦”と呼んでいたのかも知れない。
初戦のルウムでは歩兵のイメージで語られてたが、最終決戦のア・バオア・クーで「足なんて飾りです」と、歩兵としての進化を否定した。
なんてところまで繋がっているとか妄想すると、そうとう胸熱なんだけど、どうなんだろう?
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦』冒頭11分映像