電車内で、ある女性の悪態を改めようとして、注意したとする。
逆ギレした女性が、『この人、痴漢です』と騒ぎ立てる。
無実の罪で、痴漢にされる。
マスコミで”痴漢冤罪事件”として、タマに取り上げられるよね?
これって本当に「冤罪」なの?
違う。
正解は「誣告(ぶこく)」と言いますd( ̄▽ ̄)。
- 冤罪→発生した犯罪の犯人を間違える。
- 誣告→発生していない犯罪そのものを発生したかの様に偽る。
虚偽親告罪のことを、刑法改正前は誣告罪と呼んでいたけど、これはあくまで法律用語の話。
日本語としては、虚偽申告=誣告ではないよ。
- 誣告→相手を陥れる為に、と言うニュアンスが含まれている。
- 虚偽親告→自分を良く見せようとした場合にも使う。
ちなみに、誣告と同じ言葉に「讒訴(ざんそ)」と言うのがある。
他人を貶めようと故意に嘘をつくと言うところは同じだけど、これも微妙にニュアンスが違う。
- 誣告→罪を着せ、あわよくば、罰を受けさせようとする。
- 讒訴→評判を落とすだけの場合もあり。
まあ、法律用語とかはちょっと違うのかも知れないけど、日本語としての正確な意味は上記の様な感じ。
マスコミも正確な日本語を使おうよ*゚∀゚)ノ!