子供の頃、TKG(卵かけご飯)を食べるのに、別のお椀に卵を割り入れて念入りにかき混ぜてから、ご飯に掛けていた。
今はご飯の上に直接卵を割り入れて、大してかき混ぜないで食べている。
そうすると口の中で、白身や黄身、醤油の多いところや白米の味が、時間差で舌に当たって味の変化が味わえる。
カレーなんかもそうだ。
子供の頃は、完全にご飯とカレーをかき混ぜていたよ。
大人になって、口の中の神経が発達してそう言う風に味わえる様になったんだと思う。
おかずとご飯を口の中で混ぜ合わせて食べるのも同じ。
以前TVで、服部幸應が”口中調味(こうちゅうちょうみ)”と呼んでいた。
それぞれの素材も味わえて、それが混ざり合っていく過程(料理過程の一種と言ってもいいと思う)も味わえるなんて、アミューズメントとしては最高だよね?
(〃^¬^〃)
そういう風に口の中の神経を発達させてこないと、ここまでは楽しめないと思う。
韓国や中国でも同じかも知れないけれど、ココまで口中調味を昇華しているのは日本だけ。
日本人独特の食べ方と言ってもいいと思う。
韓国のビビンバだって良くかき混ぜるし、中国の弁当は白米に何か掛かってるよ(←魯肉飯って言って、実は大好物!(^□^*))。
タイ料理を食べに行って、炒め物とご飯が出てきたらどうする?
本来の食べ方は混ぜながら食べるんだよ!
日本料理が世界に普及する過程で、この食べ方も普及しないと本来の形じゃないよ。
口中調味が出来ると出来無いのとでは、日本料理の評価も全然変わってくるからね。
もちろん、食べ方が普及するだけじゃなくて、それを楽しめる様に口の神経が発達してないとダメなんだけど・・・。
┐( ̄~ ̄)┌
P.S.
食後(とか喫茶店での)ケーキとコーヒー(紅茶)、別々に味わうのがマナーと言われているでしょ?
あれって、口中調味が出来ない欧米人の発想だからね。
一緒に食べるそのハーモニーを味わえるのは、日本人だけだよ。
あんドーナッツと牛乳とかも、旨いよね~。(^ー^)