2014.03.12 @Facebook********************
前回のエントリーにちょっと書いたんだけど、朝鮮もベトナムも漢字を廃止してしまった。
中国に政治的にも文化的にも支配されてきた経緯があるので、漢字の否定こそ、独立につながると考えていた感がある。例えば、朝鮮語で「ありがとう」を意味する「カムサハムニダ」。
「カムサ」は漢字で書くと「感謝」なので、漢字ハングル混じり文で書くと「感謝합니다」(←表示できているか?)。
こう書かれると、日本人でも意味は通じるよね?ベトナム語だってそうだ。
「ありがとう」は「カムオン」、漢字で書くと「感恩」。
「さようなら」は「タンビェッツ」、漢字で書くと「暫別」。実はベトナム語は、漢字の読みも日本語に似ているから、漢字で書いてくれると、筆談だけでなく口語でも通じる場合が多い。
実際に江戸時代はベトナム人と通訳無しで話していたらしいd( ̄▽ ̄)。朝鮮もベトナムも辞書に載っている語彙の70%以上は漢字由来の語。
漢字で発展してきた言語を無理矢理、表音文字(漢字は表意文字)に直したから、おかしな事になっている。例えば朝鮮語で言えば「歴史」と「駅舎」の語に区別が無く(共にヨクサ)、文脈から判断するしかない。
「新しい鉄道が出来て、ヨクサが変わった」と言った場合には?
もっと前後の文を見ないと、全くわからない。他国の事にとやかく言うつもりはないけど、やっぱり漢字に戻した方がいいよね?戻して欲しいよね?
東アジアが一つの文化圏として共通語が出来るなんて素晴らしいよね?せっかくだから、やろうぜ!やろうぜ!*゚∀゚)ノ
********************2014.03.12 @Facebook
例えばハノイのベトナム語の漢字表記は「河内」。
日本の読みと違うじゃん?
実は日本に漢字が伝来した時には、日本語には「h」の発音はなかったので、全て「k」に置き換えられた。
上海の”海”は日本語では、”hai”では無くて”kai”に変化したと言う法則を知っていると、簡単に読める。
かつて西尾幹二は『欧州がラテン語とキリスト教という共通認識で繋がるなら、アジアは漢字と冊封がそれに当たる』と言った。
でも、コレは、対比としてはおかしい。
漢字=冊封だよ。
冊封体制に置かれている国の人は、漢字で読み書きする科挙を受ける事で、蛮族でも官僚になれたんだよ。
冊封体制に入っていないのに勝手に漢字を勉強していた日本人が変態だっただけ(笑)。
ハングルに関して言えば、韓国語と朝鮮語(←ここでは北朝鮮の言葉の意)の乖離も気になるー。
表音文字にしたために、方言がそのまま表記される様になってしまって。
「李」さんは、北朝鮮では「이(リー)」、韓国では「리(イ)」とか。