バブルと言ってしまえばそれまでだけど、若者の意識がオレが若いころと今とはでは、全然違っていたよ。
やりたいことは山程あって、メディアは次々と煽った。
いくらやっても、やり足りない。
みんなバイトして、持ち金全てをお洒落と楽しむことにつぎ込んだよ。
時代に閉塞感はなかった。
自分たちの未来はバラ色で、全てを新しい時代に変えていける様な気がしていた。
それまでのサラリーマン像は、しわくちゃの安物の背広で、安居酒屋でネクタイを鉢巻きにして、紅い顔で酔っ払っているイメージだった。
上司の愚痴と住宅ローンの大変さと、自分の成人病度合いを健康診断の数値と共に自慢することだった。
趣味と言えば、ゴルフだけ。
スノボーもやったことがない。
週末は寝て過ごす。
古くさい!
そんなの真っ平だ!
ナウでヤング(←当時の言い回しを再現)なオレたちが社会人になった暁には、そんなサラリーマン像は過去の話にしてやるっ!
DCブランド(今となっちゃ笑い草)のスーツでキメて出勤。
仕事の後はお洒落なバーでバーボンを傾けて、タマタマ居合わしたゴックンボディーのおねえちゃんと朝までニャンニャンする(←当時の言い回しを再現)つもりだった。
ハナ金は「トゥーリア」や「マハラジャ」で、適当な女とアヴァンチュールをキメて、夜明けのコーヒー(←当時の言い回しを再現)までは一緒にという感じ。
週末は海へ山へと繰り出しては、お洒落なスポーツを楽しむつもりだった。
絶対に親父世代のサラリーマンの様にはならないと思っていた。
就職した。
そして・・・
バブルが弾けた( ̄◇ ̄)~~~~~~orz
長渕剛 しゃぼん玉