色の話【その2/3】

前回(色の話【その1/3】)の続き

コレが日本オリジナルかというと、そうではなく古代中国が起源です。
更に、中国では古来、この4つを季節に当てはめて、

青春
朱夏(朱は赤の意味)
白秋
玄冬(玄は黒の意味)

と表現します。
これに関してはちょっと前までは日本でも一般的な認識だったと思います。
あまりにも有名な「青春」と云う単語は、もちろん、ここから生まれました。
北原白秋と云うペンネームも、実はここから採ったものでした。

日本の運動会の赤勝て白勝ての起源は源平合戦にあると云われているが、源氏を真っ盛りの赤、平家を秋暮れゆく白としたのは、もしかしたら琵琶法師の演出だった可能性もあるのではないでしょうか?

また、四聖獣に当てはめて、

青龍
朱雀(鳳凰としている時代もあるが、赤い鳥のイメージでとして描かれているケースが多い)
白虎(麒麟としている時代もあるが、白い動物として描かれているケースが多い)
玄武(玄武とは亀の甲羅にヘビが巻き付いた怪物)

と表現します。

転じて、ちょっと前の中国人にとって、四聖獣が守る方角も同じ様に色がイメージされます。
北は黒、南は赤のイメージだそうです。
まあ、方角×色については、日本人にはちょっとなじみがないですね。

→ 色の話【その3/3】へ続く・・・  

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