前々回(色の話【その1/3】)、
前回(色の話【その2/3】)の続き
中国では色の概念は、五行説からもきています。
五行とは木、火、土、金、水。
色は、青、赤、黄、白、黒です。
五行説は元素からの分類で、4色4方向の概念とは数が違いますよね?
通常は五角形で表現するのが一般的です。
が、4色4方向に当てはめて、真ん中に黄色を持ってくる十字型の表現もあります。
ちなみに古代中国では、全ての動物はその纏っているモノ(皮膚)によって分類していました。
鱗で覆われている動物
羽で覆われている動物
獣毛で覆われている動物
皮で覆われている動物
そして、それぞれの分類の王様が、ほどの四聖獣でした。
鱗で覆われている動物 の王→青龍
羽で覆われている動物 の王→朱雀
獣毛で覆われている動物 の王→白虎
皮で覆われている動物 の王→玄冬
「人間」は唯一、何も纏っていない動物で、この分類からは外れていました。
で、人間を中心に書いて、その色は黄色となっています。