2016.02.10 @Facebook********************
『モンロー主義』と言えば、アメリカの孤立主義や不干渉主義と解釈されることが多いと思う。
その通りなのだが、なぜその様な思想に凝り固まってしまったのか?
学校では、「ヨーロッパの植民地主義に対する反発」としか習っていないのではないか?実際には、違う。
これを読み解く鍵は、アメリカ人の『リバタリアニズム』にある。『リバタリアニズム』とは、日本では完全自由主義とも訳されるが、その概念は日本ではメジャーではない。
簡単に言うと、「政府にも誰にも頼らずに、自給自足でやっていく分には、誰にも文句は言わせない」って思想だ。日本でもヤマ○シ会とか自給自足でやっているところはあるけど、アメリカには星の数ほどそういったコミュニティーは存在する。
貨幣経済すら否定したコミュニティーがあるほどだ。
そこまで極端でないにしても、銃規制に必ず出てくる全米ライフル協会の主張の根底にも、『リバタリアニズム』が流れているのは、簡単に想像できるのではないだろうか?↓のwikiに『アメリカ合衆国では、10%から20%が、リバタリアン的観点を持っている』とあるが、それどころの話ではない。
↓のwikiのリストにロン・ポールがいるが、彼は大統領選に何度も(共和党でも民主党でもなく)出馬して、ある一定の得票を得ている。共和党と言えば、強いアメリカ、世界の警察、戦争大好き的な政策を掲げていて、モンロー主義とはだいぶかけ離れているが、実は一部の勢力としてリバタリアンが確実に存在する。
(思想的には、「リバタリアニズム」と「リベラリズム」は真逆なので、「リベラリズム」を標榜する民主党に対抗するためである。)なので、極端なリバタリアニストのロン・ポールには投票しなかった(共和党に投票した)リバタリアンもいると仮定すれば、結構多くのアメリカ人が『リバタリアニズム』に感化されていると言っても過言ではない。
で、話は、ドナルド・トランプ大統領候補だ。
彼の思想はまさに『リバタリアニズム』であり、今までの共和党思想とは明かに違う。
(来年には↓のリストの最後に追加されるだろうか?)彼がリバタリアニストだと考えると、外国人に対する差別的な発言や、日本に対する批判などは、差別から発したモノではなく不干渉主義からのモノだと理解できるだろう。
(実際によくよく演説を聴いてみると、発言の真意がわかる)彼が大統領になった暁には、モンロー主義の復活→安保体制の有名無実化→日本の真の独立になるのではないだろうか?
って、深夜に妄想している午前1時*゚∀゚)ノ。
Wikipedia→ リバタリアニズム
********************2016.02.10 @Facebook
当時は大統領候補、今は大統領。
大統領になってから、トランプはリバタリアン的な論説が紙面に踊るようになった。
彼自身じゃないにしても、コーク一族とかのリバタリアンが指示しているとか言う本も出てきたね。
じゃあ、政策はどうか?と問われれば、まあ、そこまで極端なリバタリアニズムではないね。
さすがに大統領になってみれば、色々なしがらみもあるのかな?
でも、最近の関税戦争をみていると、モンロー主義に落ちるのも、時間の問題か?
アメリカの終わりの始まり。
日本は上手く立ち回って、自主独立を勝ち取って欲しいね♪