ジャップは黒人差別?

ジャップ(JAP)と言われてどう思う?
実際アメリカで言われたけど、別にどうとも思わなかったけどー(¬ε¬)。

日本人って差別に関して鈍感だから、何にも感じない人多いんじゃないかな?
鈍感だから差別には気付かないけど、知らない間に差別しちゃうことがあるから、気をつけようとは思う。

明治維新を経て、有色人種でありながら、列強の仲間入りを果たした日本。
日本は国際連盟の常任理事国として、連盟規約に人種差別撤廃を入れるように提案した。

これに呼応し、アメリカの黒人社会の指導者が連名で、「世界中の人種差別と偏見をなくしてほしい」と日本に嘆願してきた。
自国の大統領が議長役をするというのに、それを差し置いて、わざわざ日本の使節団に嘆願したのである。

自国で差別に苦しむアメリカ在住の黒人にとっては、日本こそが期待の星だった。
彼らは次第に我々日本人のことを「ジャップ」と呼ぶ様になっていった。
「ジャップがまたやってくれたぜ!」
「ジャップ頑張れ!」
共に人種差別と戦う仲間として、それはブラザーと同じ様な意味の親しみを込めた呼び名だった。

人種問題とは別に、国家としての日米は仲が悪くなり、最終的には日米開戦まで発展した。
この過程において、白人の間でも「ジャップ」と言う呼び名が浸透していく。
黒人が親しみを込めて呼ぶのを真似ることで、被差別対象である黒人と同じ地位に貶めると言う精神的満足感から発した呼び名だった。
これは、”黒人どものお友達”と言う感じの使われ方で、黒人差別の意味も含んでいた。

戦後はみんなの知っている通り。
日本=悪のイメージがすり込まれたので、人種差別撤廃に奔走したことなど忘れ去られ、「ジャップ」はアメリカ白人が使ったのと同じ意味になった。
アメリカ黒人が親しみを込めて呼んでいた「ジャップ」は歴史の彼方に埋もれていった。
黒人がアメリカ文化の一端を担うのは、このずっと後なので、白人が使用していた意味が通説になるのは当然。
黒人の中でも、元々の使用形態を知る人は、いなくなっていった。

どう?
「ジャップ」は、差別用語ではなく、むしろ誇りにすべき呼ばれ方だよね。
(〃^¬^〃)

P.S.
まあ、オレがアメリカで働いていた頃は、バブルの残り香がある頃だったので、JAPAN as No.1だと思って接していたから、負け惜しみとしか取らなかったなぁ。
今でもその思いが強いから、あいつらに何言われても、あまり気にはならない。
平成不況なのにヾ(-_-;) 。

スポンサーリンク
レクタングル(大)

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)