昨日の話のデザイナーとは、ジャズ論も結構話したんだけど、ヴァースにはちょっと否定的だった。
オレは結構、ヴァースは好きなんだけど・・・。
ヴァース(Verse)と言うのは、(ジャズに関しては、)メインとは全く違うメロディーで導入部分で歌われる曲。
元々は、前説とか曲前の語りだったものが、変化したもの。
食い物屋に行っても、テーブルの能書きとか読み込んじゃう方なので、好きな曲だとヴァースも覚える様にしているよ。
ヴァースを読むと、曲の背景とか判りやすいしねd( ̄▽ ̄)。
「Fly Me to the Moon」は好きな曲。
特に好きなのが、
In other words, hold my hand!
In other words, darling kiss me!
のところ。
『In other words』は、『別の言葉で言うとね♪』とか、『つまりね♪』とか。
なんか、モジモジしている娘が、勢いをつけて思い切って言ってみた感が滲み出ていて、凄く好き!!(〃^¬^〃)!
で、この曲にもヴァースがある。
Poets often use many words to say a simple thing.
It takes thought and time and rhyme to make a poem sing.
With music and words I’ve been playing.
For you I have written a song
To be sure that you’ll know what I’m saying,
I’ll translate as I go along.
このヴァースなんだけど、最後の行の『translate』をどう訳すか?
この辺が『In other words』の枕詞になっている。
ネットにあった「宇多田ヒカル」の和訳は、
詩人は沢山の言葉で簡単な気持ちを表現するものだけれど
詩を「歌」にするには時間と考慮と韻が必要
最近、音楽と言葉でいろいろ試しているんだ
君に歌を書いたよ
でも君はニブイから
念のため通訳しながら行くよ
『でも君はニブイから』なんてところは、完全に彼女の意訳。
この最後の2行、『In other words』のところを言っている。
彼女もこの曲の同じ部分がお気に入りなんだと思う(⌒▽⌒)V。
↓リンクは宇多田ヒカルの「fly me to the moon」。
珍しくヴァース付き。
Utada Hikaru Fly Me To The Moon
ナット・キング・コールもいいけど、これは若い女の子が歌うのがいいよね?
↓これ、いいよ♪この娘のもっと聴きたい。コレしかあげていないのが残念。
ちなみにこれ↓は以前、「As Times Goes By」のヴァースについて書いたヤツ*゚∀゚)ノ