和食は、鰹節のおかげ

ウチのカミさんが鰹節削りを欲しがっている。
削りたては、香りが真空パックとは、全然違うよ。
是非、購入して貰いたいところだが、問題点がある。

一々、削って使うのがめんどくさいから?
違う。

オレは独身時代、お婆ちゃんと二人で住んでいて使っていたからよく知っているけど、本当に面倒くさいのは、その削り刃を維持すること。
大工がカンナの刃の手入れを重要視するのと同じ。

お婆ちゃんは、床屋さん(それも古くからの)だったので、店のハサミとかカミソリとかは自分で研いでいた。
当然、削り刃もお婆ちゃんが研いでいた。

けど、ウチのカミさんが購入した暁には、オレが研ぐハメになりそうな気配。
何とか避けたい。
最近は真空パックも旨いからなぁと言っておこうかな(笑)。
でも削りたては食べたいし~(-“”-;)。

ここでまたまた、オレ説!*゚∀゚)ノ
日本料理がここまで発展したのって、鰹節のおかげじゃないかなぁって思う。
「和食の神髄は鰹節にあり」と言う意味じゃないよ。

料理のベースとなるスープを作ると言う行為は、実はものすごく時間がかかる。
中華の白湯や仏のフォンドヴォーなんかは、2~8時間(長ければ一昼夜)ぐらいかかるでしょ?
ラーメン屋だって、スープの仕込みに一番時間がかかるよね?

でも日本は鰹節(と昆布)のおかげで、インスタントにダシが引ける。
一番ダシなら数分、二番ダシでも数十分もあれば充分。
なので、料理人はその余った時間を別の作業、料理行程に費やせる。
コレこそが、日本料理が発展した理由だよ。

鰹節、様様だね。
もちろん日本の水質が、それに見合った極上の軟水の宝庫だったからと言うのも一因だけど。

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