本に線を引くという行為はいかがなもんだろうか?
本を大事にコレクションする方なので、昔は引かなかった。
でも、文庫に限って、ビジネス書に限って、どんどん引くようになっていった。
注意書きについても色々と書き込むようになっていった。
先日、昔に読んだビジネス書の線引きが、少しずれていた。
今ならここには引かないぞって、ところだった。
当時はそれなりに重要だったんだなぁって、感慨深くなると同時に、読み返すときにミスリードしちゃうかもって思った。
ま、最近のビジネス書は薄っぺらいので、含みを持たせていることは少ないけどね♪
しかしながら、弊害もあると思う。
例えば、「カラマーゾフの兄弟」は人生で3回読むと良いとされている。
その都度、印象が変わり、感じ方が違うのだとか。
線が引いてあったり、書き込みがあると、昔の印象に引っ張られて、その辺の感動が薄くなるのではないか?
文学作品に限らず、ビジネス書だって新たな発見をしにくくなるのではないだろうか?
この辺はまだ答を出せずにいる。
幸い最近は消せるボールペンや蛍光ペンがあるので、それで済ませている。
P.S.
写真は、東大生に一番売れている本と言われている「思考の整理学」。
偏差値教育の勝者が読むと、意外性が発見できるかも知れないけど、オレみたいな落ちこぼれが読んでも当たり前の事しか書いてなくて、ガッカリしたよ♪
読みやすかったので、次女でも読みこなせるかと思って、プレゼントしてみた!